Well-being, Well-aging
ウェルエイジング経済フォーラム
Q & A
よく頂くご質問
SDGsセカンドエディション(SDGs第二版)のヘルシーエイジングとは、どんなSDGsですか?また、SDGsの何番に当てはまりますか?
国連が提唱するヘルシーエイジングは、社会の高齢化という世界共通の課題を官民のパートナーシップで解決に導くため、「Decade of Healyhy Ageing2021-2030:健康な高齢化の10年」がSDGsの第二版として2020年12月の国連総会で採択されました。大きく分けて4つのアクションエリアがあり、①年齢差別撤廃などの意識改革、②高齢者はもちろん、子ども、妊婦の方にも住みやすく包摂性を高める環境(住宅・移動・旅行・高齢者の防災等含)③医療・介護・予防、食・栄養、運動、終末期などを合わせた全人生を統合したケア、④ロングタームケア(介護・ケアラー支援)があり、それら①②③④のためのデータ・研究・イノベーションや経済・金融、官民連携等の促進が国連で提案・推奨されています。
SDGsの17のゴールのうち、11のゴールに当てはまる
SDGsの17のゴールのうち、11のゴールに包含されており、(1,2,3,4,5,8,9,10,11,16,17) 国連とWHOから正式に発表されています。
decade-proposal-final-apr2020-en.pdf (who.int)
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エイジテックとはどんなテクノロジーですか?
エイジテックとはどんなテクノロジーですか?
エイジテックとは、高齢社会の包摂性とWellbeingを高めるためのテクノロジーのことです。医療・介護分野のみではなく、予防ヘルスケアや住宅・移動・フィンテックといった金融分野などのエイジフレンドリーな都市環境・生活に関するテクノロジーも対象としています。
基本的には国連総会が採択したSDGs第二版「Decade of Healhy Ageing 2021-2030:健康な高齢化の10年」で定義するHealthy ageingに資するテクノジー、イノベーションを指しますが、(Healthy Ageingの詳細について は下記ボタンのDecade of Healyhy Ageingをご覧ください。)日本は高齢化率とその加速度が他国に比べ高い(世界一の高齢化率・加速度)ため、高齢者はもちろん、その家族、地域社会の方々、こどもや妊婦の方、なんらかの障害をお持ちの方でも応用利用ができる研究・イノベーションも審査対象としています。現在の商品がマーケティングとして高齢者に特化していない場合でも、高齢者に必要かつ利用可能な場合は対象とする場合があります。
ウェルビーイング & エイジテックアワードはいつから開催されていて、審査の対象は例えばどんなテクノロジーでしょうか?
本アワードは2021年度から開催しています。エイジテックというと日本では介護を思い浮かべる方が多いので、昨年の応募が介護に関するテクノロジーがほとんどでしたので、本年からウェルビーイング&エイジテックアワードといたしました。
審査の対象はウェルビーイング・テック及びエイジテックです。ウェルビーイングテックとは、精神的、身体的、社会的Wellbeingを高めるためのテクノロジーです。エイジテックは介護のみではなく、医療・介護はもちろん、エイジフレンドリーな住環境、例えば見守りセンサーもエイジテックですし、自動運転やMaas、モビリティなど高齢者において免許返納される方が多い地地域の移動手段などもエイジテックです。女性の更年期障害のために設計されたフェムテックはエイジテック、妊活の研究・アプリはフェムテック及びウェルビーイングテックに入ります。
例えば、自分に何かあった時、災害時や交通事故に遭った時、脳梗塞などの急な病気で倒れた時に本人や家族が困らないように必要な情報(輸血が必要な場合の血液型、過去の病歴や治療方法、アレルギーがあった使用薬剤などが書かれた電子カルテの情報、かかりつけ医の情報など)を残しておくアプリなどもエイジテックに入ります。車いすや歩行補助機器がスムーズに移動できながら転んだ時に衝撃が少ないような素材など、住宅や街づくり環境のための科学技術・イノベーションもエイジテックに入ります。エイジテックのマーケットマップがございますので、下記審査対象をご覧ください。
ほとんどのエイジテックは高齢者のみではなく、その家族や地域社会、子ども、妊婦の方、なんらかの疾患や障害をお持ちの方、事故でリハビリ中の方にも有効なことが多いので、高齢者のみのものというより、総じて超高齢社会の包摂性やウェルビーイングを高めるためのものを指します。